よくあるご質問

GRCに表示される検索順位が、ブラウザで検索して確認した順位と違います。

GRCで表示されている検索順位と実際にブラウザで確認した検索順位が異なる場合は、次のような要因が考えられます。

1. アクセスしたサーバーの違い(順位の揺れ)
2. 検索エンジンのアルゴリズム変更の影響
3. Googleの検索結果パーソナライズの影響
4. Yahooの順位が圏外になる場合、Yahooの検索順位チェック範囲の問題
5. 順位が圏外になる場合、URLの相違
6. 「すべての言語」と「日本語のページを検索」の違い
7. 検索結果が特定地域にカスタマイズされている
8. 検索結果1ページ目が10件未満で、2ページ目以降
9. 表示件数の違い (Google)

詳細については、以下をご参照ください。

1. アクセスしたサーバーの違い(順位の揺れ)

検索エンジンには複数のサーバーがあり、情報の伝達タイミングのずれなどのため、同じ時刻でも、サーバーによって検索結果が異なることがあります。
例えば、同じ検索エンジンであっても、サーバーAに接続すると5位、サーバーBに接続すると10位のように、サーバーによって順位が異なるといったことがあります。
このサーバーによる順位のずれは、常時発生しております。

どのサーバーに接続されるか(結果として、どの検索結果が表示されるか)は、検索エンジンにアクセスするタイミングによって、ランダムに変わります。
複数のブラウザを並べて同時に検索を行なったときに、各ブラウザで異なる検索結果が表示されるといったことは、比較的簡単に確認することができます。
同じブラウザでリロード(または同じ検索語で再検索)をしますと、検索結果が変わるといったことも起こることがあります。

つまり、検索順位は、日時によって1つだけに定まるのではなく、例えば「50%の確率で5位、50%の確率で10位」というように、揺らいでいると考えることができます。
5位→10位と順位が変化するときは、ある瞬間に5位から10位に変わるのではなく、「100%の確率で5位」→「50%の確率で5位、50%の確率で10位」→「100%の確率で10位」のように変化すると考えることができます。
ここでは2つの検索順位が同時に存在しているケースで説明しましたが、3つ以上の検索順位が同時に存在していることもあります。

接続先のサーバーの選択は、インターネットのDNSというシステムによって行われます。
サーバーに接続するには通常必ずこのDNSを利用するため、接続先がランダムに変わることは、ブラウザもGRCも同じです。

こういったことから、GRCが順位チェックを行なったときにアクセスしたサーバーと、ブラウザで検索したときにアクセスしたサーバーが異なることがあり、かつ、それぞれのサーバーで検索結果が異なる場合は、両者に順位のずれが発生することがあります。
例えばブラウザで確認した順位が5位、GRCに表示される順位が10位といったことが起こりますが、必ずしも異常ではありません。

検索順位の揺れは正常な動きです。
ブラウザで確認した順位とGRCに表示される順位が異なっていると、ブラウザで確認した順位が正しく、GRCに表示されている順位は間違っていると感じると思いますが、順位のずれがサーバーの違いによって生じている場合は、いずれかの順位が正しく、いずれかの順位が間違っているといった優劣は無く、いずれの順位も正しい順位です。

GRCが取得した検索結果ページを表示して、GRCの動作が正常かどうかを確認することができます。
操作ガイド「順位チェックの元になった検索結果ページを確認する」をご参照ください。

2. 検索エンジンのアルゴリズム変更の影響
検索エンジンのアルゴリズム変更があった場合は、一時的に検索結果が不安定な状態になり、検索するタイミングによって、10位以内になったり、圏外になったりなど、大きな順位のずれが発生することがあります。
その場合は、時間が経過して検索エンジン側のアップデートが完了すると、順位が安定しますので、しばらく様子をみてください。

3. Googleの検索結果パーソナライズの影響

Googleには、過去の検索履歴に基づいて、ユーザー毎に検索結果を調整して表示する「パーソナライズ機能」があります。
特に、よく見るサイトを検索結果ページの上位に表示するという機能があるため、自分のサイトなど、よく見るサイトは検索結果ページの上位に表示されやすくなります。

GRCはパーソナライズの影響を受けない中立的な検索結果ページを取得しておりますので、パーソナライズの影響を受けているブラウザでの検索結果と比較して、順位のずれが発生することがあります。
この場合は、GRCの順位よりもブラウザで見た順位の方が上位になりますが、GRCの順位が本来の順位です。

Google Chrome のシークレット ウィンドウを使うと、パーソナライズの影響を受けていない検索結果を見ることができます。

4. Yahooの順位が圏外になる場合、Yahooの検索順位チェック範囲の問題

YahooはGoogleよりもGRCの順位チェック範囲が狭く、検索順位が「圏外」になりやすいです。
詳細については、Q&A「Yahooの検索順位が『圏外』になってしまいます」をご参照ください。

現在の順位チェック範囲設定の確認および設定の変更は、[検索設定]−[順位チェック範囲] で、行うことができます。

5. 順位が圏外になる場合、URLの相違(入力ミス、リダイレクトなど)

ブラウザで上位に表示されているのに、GRC上で検索順位が圏外になる場合は、URLが異なっている可能性があります。
検索結果に表示されるURLと、GRCに入力したURLが1文字でも異なっていると、順位を取得できません。両者を比較し、相違が無いかを確認してください。

以前は正しく順位が取得できていた場合でも、検索エンジン側でインデックスされるURLが変わり、順位が取得できなくなるケースがあります。
URLに相違が生じるケースについては、Q&A「ブラウザで上位なのに、GRCで圏外です」をご参照ください。

6. 「すべての言語」と「日本語のページを検索」の違い
各検索エンジンには、検索対象のページの言語として「すべての言語」または「日本語のページを検索」を選択する機能があります。
GRCでは、[検索設定]−[検索対象言語] の設定に従って順位チェックを行います。
実際にブラウザで検索したときの設定とGRCの設定が異なっている場合は、両者にずれが発生することがあります。
7. 検索結果が特定地域にカスタマイズされている
検索エンジンは、IPアドレスから検索している地域を自動検出して、検索結果をその地域向けにカスタマイズすることがあります。
そのため、同じ検索語でも検索する地域によって検索結果(検索順位)が変わることがあります。
この問題については、Q&A「GRCはどの地域の検索結果から順位を取得していますか?」もご参照ください。
8. 検索結果1ページ目が10件未満で、2ページ目以降
GRCは、「検索結果の何ページ目に表示されているか」という情報も重視しております。
検索結果1ページ目の表示件数が10未満の場合にも、検索順位から表示ページが分かるよう、10件表示の検索結果2ページ目の先頭を常に11位として処理しています。
そのため、検索結果1ページ目の表示件数が10未満の場合は、1位から1つずつカウントした場合の検索順位と、GRCに表示される順位にずれが生じることがあります。
9. 表示件数の違い (Google)
通常のブラウザでの検索では、検索結果1ページあたりの表示件数は10件です。
GRCは、上位20位までは10件表示の検索結果ページから順位を取得いたしますが、21位以降は100件表示の検索結果ページから順位を取得します。
GRCが100件表示の検索結果ページから順位を取得したとき、ブラウザで検索したときと表示件数が異なるために、順位に若干のずれが発生することがあります。
これは、検索エンジンには、1つの検索結果ページに同じドメインの複数のURLが現れる場合に、それらを1つにまとめて表示するという機能があるためです。
通常これが原因で発生する順位のずれは大きくはありません。

これらが原因で発生する順位のずれは、GRCの不具合ではありません。
特に、上記のアクセスしたサーバーの違いによる順位のずれは、頻繁に発生します。
順位のずれについてお問い合わせになる前に、「順位チェックの元になった検索結果ページを確認する」の手順で、順位チェックの元になった検索結果ページをご確認くださいますようお願いいたします。

しばらく様子を見ていただいても状況が変わらず、GRCの不具合が疑われる場合は、確認をさせていただきます。
次の情報をメールにてご連絡ください

・GRCに登録したURL:
・検索語:
・GRCに表示される順位:
・ブラウザで確認した順位:
・ブラウザで確認したURL: